【用語解説】ゲートウェイとは?【図解でわかりやすく】

用語解説

ゲートウェイとは

ゲートウェイとは、異なるネットワーク間の通信を中継する機能や装置。


元々ゲートウェイは異なるプロトコルのネットワーク間で通信があった時に、プロトコルの変換を行い、通信を可能にするものでした。
※ここでプロトコルの意味は通信するためのルールと思ってください。

しかし最近ではプロトコルの変換する機能や装置でなく、異なるネットワーク間の通信を中継する機能や装置という意味で使われています。



例えばこのサイトを見るためにインターネットを利用していますが、この通信も異なるネットワークとの通信になっています。そのためゲートウェイを中継して通信が行われています。
もしローカル(同じネットワーク)内の通信であればゲートウェイは不要となります。


またゲートウェイにはデフォルトゲートウェイ、VoIPゲートウェイ、インターネットゲートウェイなど色々な種類が存在します。
上記の例におけるゲートウェイはデフォルトゲートウェイインターネットゲートウェイが該当します。

ゲートウェイの歴史

最初に「元々ゲートウェイは異なるプロトコルのネットワーク間で通信があった時に、プロトコルの変換を行い、通信を可能にするものでした。」と記載しました。


これは元々プロトコルが統一されていなかったためです。通信のプロトコルにおいてAppleTalk

やIPX/SPXなどが複数存在していました。


基本通信はプロトコルが同じではなくてはいけないため、違ったプロトコルを持つネットワーク間では通信が不可能でした。
異なるプロトコル同士の通信を可能にするためにプロトコルを変換するゲートウェイが登場しました。

しかしインターネットが普及にするにつれて、プロトコルはTCP/IPと呼ばれるプロトコル群に統一されるようになったためプロトコル変換する必要が無くなりました

プロトコルの変換が必要なくなったとは言え、異なるネットワーク間での通信ではゲートウェイが必要となりますので、現在はその役割を担っています

まとめ

ゲートウェイとは異なるネットワークでの通信するために必要な機能や装置です。もっと大雑把に言うとインターネットを利用する時に必要なものとなります。