【用語解説】POPとIMAPプロトコルとは【図解でわかりやすく】

用語解説

POPとは?

POP(Post Office Protocol)とは、メールの受信で使用されるプロトコル
メールの閲覧は一度ローカルにダウンロードする必要がある。


メールにおいては送信と受信で使用するプロトコルは変わってきます。
POPは受信におけるプロトコルの一つです。(送信の場合はSMTP


POPを使用したメールの送受信の流れは以下のようになります。

1.メールが送信されるとメールサーバにメールが送られる。
2.送信者のメールサーバから受信者のメールサーバにメールが送られる。
3.受信者はメールをメールサーバからローカルにダウンロード
4.ダウンロードしたメールを閲覧。

手順3と手順4に使用されるプロトコルがPOPです。


POPの特徴はダウンロードしてからメールを閲覧する点です。
メールを一度ダウンロードしてしまえばオフライン環境でもメールを確認することができます

IMAPとは

IMAP(Internet Message Access Protocol)とは、メールの受信で使用されるプロトコル
メールサーバに保存されいるメールを直接閲覧する。

IMAPもPOPと同様にメールの受信で使われるプロトコルです。


IMAPを使用したメールの送受信の流れは以下のようになります。

1.メールが送信されるとメールサーバにメールが送られる。
2.送信者のメールサーバから受信者のメールサーバにメールが送られる。
3.受信者はメールサーバ内のメールを直接閲覧

手順3に使用されるプロトコルがIMAPです。

IMAPの特徴はメールをローカルにダウンロードせずに閲覧する点です。
閲覧するたびにメールサーバに問い合わせしますのでオンライン環境である必要があります


GmailやYahooメールなどのフリーメールアドレスはIMAPを使用しています。
実際に機内モードなどでオフライン環境にした状態でGmailを開くと全部のメールを見ることはできません。

(何通かはキャッシュなどで見ることができますが、、、)

POPとIMAPの違い

POPとIMAPは共にメールを受信するプロトコルになります。
違いとしては以下の表になります。

項目POPIMAP
保存場所ローカル
(受信者のパソコンやスマホなどの端末)
メールサーバ
閲覧環境オフライン
(メールのダウンロードはオンライン)
オンライン


POPとIMAPの違いはメールをローカルに保存するか保存しないかになります。
もし大量のメールを扱う場合、保存場所は容量を確保しておく必要があります。

まとめ

メールの送受信には送信と受信でそれぞれプロトコルが異なり、さらに受信はPOPとIMAPに分かれます。
このPOPとIMAPの違いは大きくメールを閲覧する時にダウンロードするか、しないかです。